古武術

武術の稽古を当院では第三金曜日13時30分より15時に山口潤先生をおよびして開催している。
山口先生は毎回面白い。古武術というタイトルであるが、古いというよりは新しいと私は感じている。古(いにしえ)に学んでいるよりは、山口先生の自由な発想、想像に毎回仰天しているかんじである。古武術というよりは、創作武術といった感じが適当なのではないか?とさえ思う。
山口先生の師匠は甲野善紀先生である。
それを考えると、なんとなく山口先生のスタイルが想像できるのではないだろうか?創作武術という自由発想武術なのである。
ただ、この自由な発想にもルールがあって、身体で体現できるものという縛りがある。体現でき再現出来る身体的な動きは、自由であろうが、そこには秩序が存在して理論が構築されている。夢物語でおわるものではない。しかも、それは特定の個人しか感じたり、再現可能というものではなく、理をしれば、できてしまうというものなのだ。
わたしは、不変的は法則を身体で実験しながら見つけていく冒険にでも行っているような旅人の感覚を山口先生の講座には感じてしまう。
タブーのない事がどれだけ自由で不確かなものであるか、という事よりも挑戦という意気込みではなく、無邪気に背水の陣という現実で必死に遊ぶ大人に惹かれている。追求する姿とは美しいものである。
身体の真理を追究していきたい。

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